
「日光金谷ホテル」には、本館、新館、別館、第2新館があり、それぞれ特徴が異なります。
ここでは、これらの違いについて紹介します。
日光金谷ホテルの本館・新館・別館・第2新館の違い
日光金谷ホテルの本館、新館、別館、第2新館の違いについて紹介します。
本館の特徴
- 建築年:1893年(明治26年)、木造和洋折衷建築
- 雰囲気:クラシックで歴史的価値が高い、アンティーク感がある
- 客室数:32室、部屋ごとに内装が異なり個性的
- 設備:冷暖房・テレビ・Wi-Fiありが中心でやや古め
- 利便性:フロント・メインダイニングが所在し、本館・新館・第2新館と内部でつながり雨天も移動しやすい
- 料金:スタンダードで2万円台から比較的リーズナブル
- 宿泊歴:アインシュタインなど著名人多数
- 特徴:歴史や文化を体感したい方におすすめ
新館の特徴
- 建築年:1901年(明治34年)
- 雰囲気:本館に近い和洋折衷の伝統的な雰囲気
- 利便性:本館・第2新館と内部接続あり、雨でも快適に移動可能
- 客室数・設備:少数で静かめ、詳細は限定的だがデザイナーズルームも人気
- 特徴:静かな環境で落ち着きたい人向け
別館の特徴
- 建築年:1935年(昭和10年)、2023年に大規模リニューアル済み
- 建築様式:和の趣を残しつつもモダンで快適な設備を備える
- 客室数:22室、広めの部屋が中心でスイートもある
- 設備:最新空調・バスタブ・洗浄機付きトイレ・加湿空気清浄機など充実。バリアフリー対応(エレベーター・手すり)
- 利便性:本館から独立、屋外を通る必要あり(天候によっては不便)
- 料金:高級志向で6万円台~の価格帯
- 宿泊歴:昭和天皇・ヘレン・ケラーなど名立たる人物も宿泊
- 特徴:最新設備で快適さ重視、バリアフリー必要な方に適している
第2新館の特徴
- 建築年:1961年(昭和36年)
- 構造:鉄筋コンクリート造で他の木造建築より新しい
- 客室:広めの客室が多い(最大60㎡以上の部屋あり)
- 設備:比較的現代的(詳細は限定的)
- 利便性:本館・新館と内部接続あり
- 特徴:ファミリー向け、広い部屋や静かな環境を求める方向け
比較表
棟名 | 建築年・特徴 | 雰囲気・設備 | 利便性・接続 | その他特徴 |
---|---|---|---|---|
本館 | 1893年(明治26年)築、和洋折衷の木造建築 | 歴史的建造物として文化財登録。クラシックで重厚、アンティークな雰囲気。部屋ごとに個性あり。設備はやや古いが2006年耐震工事済み | 新館、第2新館と内部で接続(雨天時も移動しやすい) | 著名人の宿泊歴多数。フロント・メインダイニング・レストランあり |
新館 | 1901年築 | 本館と似た趣き、詳細な設備情報は多くない | 本館・第2新館と内部で接続 | |
別館 | 1935年(昭和10年)築、2023年に大規模リニューアル | 昭和の日本建築様式+現代的設備。広めの客室とバリアフリー化(エレベーター・手すり等)。客室デザインのばらつき少なめ。全室バルコニー・温泉付きの部屋あり。 | 本館等と独立しており、移動時に一度外に出る必要がある(天候注意) | 快適性・新しさ重視、設備重視の人向き |
第2新館 | 1961年(昭和36年)築 | 詳細は少ないが、広めの客室が多い | 本館・新館と内部で接続 | 静かな環境重視の場合はおすすめ |
おすすめはどれ?
どれがおすすめかについては、宿泊の目的や重視する点によって異なります。
歴史や雰囲気重視なら「本館」
本館は、日本最古級のクラシックホテルで、明治時代の趣やアンティークな雰囲気を楽しみたい方に最適です。
著名人も数多く宿泊した伝統ある空間で、アートや建築、文化財を体感したい人に向いています。
快適さ・最新設備重視なら「別館」
別館は、2023年に大規模リニューアルされ、バリアフリー対応や最新設備が充実しています。
また、広めの客室や温泉付き部屋もあり、ファミリーやシニア世代、小さなお子様連れにもおすすめです。
高級感・快適さ重視の方や、新しいホテル体験を求める方に適しています。
静かな滞在や広い部屋、価格重視なら「新館」「第2新館」
「新館」「第2新館」は静かな環境と広めの客室が特徴です。
また、比較的リーズナブルな価格帯(特に新館)なので、ゆったりした滞在を希望するファミリーや、落ち着いた雰囲気を求める方におすすめです。