
「蔦温泉旅館」には、本館・別館・西館が存在します。
ここでは、それぞれの違いについて紹介します。
蔦温泉旅館の本館・別館・西館の違いは?
蔦温泉旅館の「本館」「別館」「西館」には、それぞれ建築時期・雰囲気・設備・立地などに明確な違いがあります。
本館
- 建築年:大正7年(1918年)築の歴史的建物です。
- 特徴:木造の温かみや歴史を感じる造りで、文豪・大町桂月ゆかりの部屋もあります。
- 設備:冷房や冷蔵庫はありません。また、トイレ・洗面台は共同です。部屋は和室中心で、鍵は襖にあり少しコツが必要です。
- 雰囲気:昔ながらの旅館体験を重視する方向け。大人のみ利用可です。
- 階段:2階建てで階段あり。バリアフリー非対応です。
別館
- 建築年:昭和35年(1960年)に、本館裏の高台に増築された木造2階建てです。
- 特徴:本館よりもさらに高台にあり、玄関から70~86段の階段を上る必要があります。
- 現状:現在は宿泊利用が難しく、66号室の内装を本館に移設して再現しています。資料展示スペースとして活用されているようです。
- 雰囲気:かつては「旅の宿」(吉田拓郎作詞)の舞台となった部屋がありました。
西館
- 建築年:平成元年(1989年)にオープンした新館です。
- 特徴:3階建てでエレベーターがあります。和モダンなツインや和洋室、バス・トイレ付きの特別室など、現代的な快適さを重視しています。
- 設備:冷暖房完備、バストイレ付きの部屋もあります。バリアフリー対応で階段が苦手な方にもおすすめです。
- 雰囲気:落ち着いたシックなインテリアで、快適性・利便性を求める方向けです。
館名 | 建築年・構造 | 雰囲気・特徴 | 設備・利便性 | 備考 |
---|---|---|---|---|
本館 | 大正7年・木造2階建 | 歴史・風情重視、文豪ゆかり | 冷房・冷蔵庫なし、共同トイレ | 大人のみ利用可 |
別館 | 昭和35年・木造2階建 | 高台、階段多い、現在は資料展示等 | 宿泊利用は困難 | かつての「旅の宿」部屋 |
西館 | 平成元年・3階建・新館 | 和モダン、快適性重視 | バストイレ付、エレベーター | バリアフリー対応 |
どちらがおすすめ?
蔦温泉旅館の「本館」と「西館」のどちらがおすすめかについて紹介します。
本館がおすすめな方
- 歴史や趣を重視したい方
- 昔ながらの木造旅館の雰囲気を味わいたい方
- 文豪ゆかりの部屋や大正時代の建物に興味がある方
- 共同トイレや冷房なしでも問題ない方
- 静かで落ち着いた、非日常の体験を求める大人の方
西館がおすすめな方
- 快適さや利便性を重視したい方
- バリアフリーやエレベーターのある宿泊施設を希望する方
- 現代的な和モダンの客室やバストイレ付きの部屋が良い方
- ファミリーや年配の方、階段の昇降が苦手な方
- 冷暖房や設備の充実した部屋でリラックスしたい方